神話はいまだ健在?
Sクラスに日本初のクリーンディーゼル・ハイブリッドを追加 - フォト - carview! - 自動車
というわけで、メルセデスの最上級車(でもないけど)Sクラスにハイブリットディーゼルが設定されました。
このニュースはいろんなところ(経済ニュースや自動車ニュースサイト、地方新聞など)で話題に上がっていますね。
日本のハイブリットというのはどんな排気量であれ、基本的にはガソリンエンジンとバッテリ(モータ)のハイブリットですが、このS300hはなんとディーゼルエンジンとのハイブリットのようです。
いずれどこかが出してくると思いましたが、メルセデスが最初でしたか。さすがですね。
このディーゼルとハイブリットというのはあまりありません。というのは、どちらも重量増を余儀なくされるからですね。Sクラスという、もとも2トン級の車両だからできる芸当なのかもしれませんね(多少増えても変わらないから?)
しかし、この話題の車、ほとんどのニュースでは排気量の説明がありませんでした。
なんとこのディーゼルエンジン、2.2リッターなんだそうです。
そう、最低1000万円以上もする超高級車なのに排気量がたった2.2リッターなんです。日本でいうと、ちょうどマツダのCX-5と同じ排気量になります。というと、一気にSクラスの価値が下がったように聞こえるでしょう? これが日本にいまだ根付く排気量神話というものです。
でもその神話を破壊するのがまさか高級車の雄、メルセデスというのがなんとも象徴的ではないでしょうか。
たぶん、日本では売れないでしょうね。
魂を重力にひかれた人ばかりですから。