農業の深淵
世間一般のいう農業とは何を指すんでしょうかね。
ここ何年か、「農業は元気だ」という内容のトピックやテレビ番組の企画を目にします。
でもそこに映っているのは畜産であったり畑作であったりします。そこには稲作(米作)は映っていません。
稲作農家は今ものすごく疲弊しております。
田んぼの最小単位は一反といいます。いわゆる、畦で区分けされた一区画のことです。
この一反でとれる米の量は米俵一俵です。米俵の重さは60kgです。あの広大な田んぼ一枚でたった60kgしか米がとれないのです。
野菜や家畜はそのものに対して付加価値をつけることができます(それはおおむね味に起因する品質の向上)
しかし米はこの付加価値をつけづらく、つけたとしても金銭を産みづらいものになっております。
ぶっちゃけ、米作っても農家は儲からないのです。
J〇が悪いとは全〇が悪いとかいろいろ言われておりますが(この話題にはあえて触れません)、実際問題、米を作っても儲かりません。span>日本の主食なのに日本の主食なのに(大事なことなので二度言いました)
植物工場というのも先進している企業では色々と研究されております。(デ〇〇〇ーのとある部署から直接問い合わせを受けて自社製品を売りました)
でもあの大企業ですら米作を行おうとはしませんでした。
いまメディアでいわれている農業には米作が含まれておりません。
この事実に私たち日本人は真摯に向き合う必要があるのかもしれません。
そして終にはあのセリフを言うんでしょうかね。
「パンがなかればケーキを食べればいい」