5選
古い友人は時折、自分の(たぶん)気に入ったCDを私に貸してくれます。
今回は5枚ほど借りました。一通り聞いたので軽く感想でも。
1.DIABLOSWING ORCHESTRA 「PANDORA’S PINATA」(Nの上に~がつくやつ。ピニャータね)
料理というのは単品で美味しいからと言ってミックスしても美味しいかというとそうでもありません。
ラーメンとカレーを混ぜてもたぶんおいしくないと思います。
でもこと音楽に関してはそうではないようで、このバンド(というかユニット)はなんと(たぶん)ジャズとメタルを混ぜちゃったんだと思います。
すごいですよね。最初、まったくどんな音なのか想像できませんでした。しかし聞いてみるとしっくりきます。ふっしぎー。
どちらかというと、こういったセンスは日本人が得意なのかと思いましたが、たぶん外国のバンドですね。中のライナーノーツは見てないので聞いただけの感想です。こういうのを聞くと自分の音楽の幅が広がりますよね(ちょっと通ぶってみました)
2.m:a.ture 「KALEIDOSCOPE」
えっと、なんか有名なバンドのメンバーがつくった別バンドです。(聞いたけど忘れちゃった)
誤解を恐れずにいえば、古くさいサウンドですね。というか、私たちが大学時代にはやったサウンドというか。
歌詞も今でいう「厨二」っぽいです。というかまんまです。
うーん、私には響かず(感想が出てこないし)
3.堂島孝平 「A.C.E.2」
友人には「声は嫌いかもね」と言われました。さすが四半世紀以来の友人(年齢がバレるな)
うん。好き嫌いでいえば嫌いなタイプの声。でもこの年になるとその辺はマイルドになるね。
サウンドとしてはアリです。個人的な感想でいえば元フリッパーズギター(だったっけ?)の小沢健二っぽいサウンドかな?
歌詞が何というか、結構特徴がありますよね。掃除の歌なんて初めて聞いたわ。
でも曲調はわりと好みです。
4.FREENOTE 「INTRODUCING THE POPLINE ACCORDING TO FREENOTE」
長い題名だ。合ってんのかな。
これまた表現の難しいバンドですね。ピアノロックというのかポップロックというのか。
雑味のないサウンドで耳に心地よいです。
何度か単品で曲を聞いたことがあるようで(これまた友人提供ですが)耳に馴染みます。これはipodに常駐かな。
単純にいいです。好みです。
5.the band apart 「謎のオープンワールド」
はい、今回の目玉ですね。
私は坂本真綾のライブにほぼ毎回参加しております。このバンアパも何曲(一曲?)か坂本真綾に提供しており、なんと20周年ライブにもサプライズゲストで出演したほどです。
このバンドはオッサン4人組です。
しかしこのバンドが作り出すサウンドはなんでこんなにかわいらしいんでしょう。オッサンなのに(大事なことなので2回言いました)
坂本真綾のトリビュートアルバムで「約束はいらない」をアレンジカバーしておりました。(ライブでも披露)
原曲を知っている人の度肝を抜くような大胆なアレンジ(というか再構成)は今でも強い印象に残っております。
しかしこのバンアパのサウンドを一通り聞いたあとこのカバー曲を聞いてみると不思議と腑に落ちるわけです。
なるほど、バンアパのカラーであの曲をやるとああなるのか。
このバンド、メジャーデビューしているようですが、大きなレーベルに所属しているわけではないようです。
それにしてもこんな実力をもったひとがいるとはね。音楽の世界は実に深くて広い。
こんなもんですかね。