それは誰が為に

世界遺産登録準備を進めているという長崎県にある端島、通称軍艦島。
世界遺産登録を推進する前に一度行ったことがあります。
２０世紀はコンクリートの時代と言ったのは森博嗣（以外にもいるでしょうが）ですが、大正時代にコンクリート造りの建造物があるというのはなかなかに自分の時代感覚に衝撃を受けずにはいられませんでした。
さてその軍艦島ですが、保全費用に最大１５８億円もの費用がかかるとのこと。
世界遺産は登録するよりも、登録したあとの維持管理が非常に難易度が高いとのこと。

個人的な意見を言わせていただければ、軍艦島は風化するにまかせたほうがいいと考えております。
軍艦島が人々の心をひきつけるものは、軍艦島が持つエレジーだと思います。それを無理矢理保存するということは、さながら動物を剥製にするようなものではないでしょうか。
花には花の美しさがある。
となれば、やはりここはあるがままがよろしいのではないでしょうか。

とか言いながら京都は大好きです。来月の連休あたり、平等院鳳凰堂にリベンジしたい気持ちです。

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ここを利用しました。船内での軍艦島のＰＶがえらいカッコ良かったのを覚えております。